フーセンガム
第53章 鮮麗な模様
(二宮side)
駄目だ…涙が止まらない…。
櫻「和也、こっち向いて」
首を横に振る。
涙でぐちゃぐちゃの顔なのに…。
櫻「お願い。向いて」
頭に翔の大きい手がのる。
櫻「和也」
翔の優しい声が胸から染みていく。
胸が翔の優しい声で一杯になる。
「……んっ」
顔をあげるとすぐに、唇を奪われる。
ちゅっと、短いキスを何回も。
しばらくすると口内に翔の舌が入ってくる。
翔の舌は、俺の口内をクチュクチュと音をたてて這い回る。
そんな翔の舌を自分の舌で追いかける。
翔は、わざと焦らすように俺の舌から逃げていく。
「んふぅ……んっ」
それでも、舌を絡めている音が聞こえて俺の耳への刺激になる。
ちゅっと音をたてて、重ねていた唇が離れる。
櫻「っ…キツかった?」
いつもより長いキスで、少しクラクラする。
でも、そんな酸欠さえもいとおしい。
「っはぁ……大丈夫」
櫻「和也っ…」
泣きそうな翔が俺の前髪を掻きあげて額にキスをする。
駄目だ…涙が止まらない…。
櫻「和也、こっち向いて」
首を横に振る。
涙でぐちゃぐちゃの顔なのに…。
櫻「お願い。向いて」
頭に翔の大きい手がのる。
櫻「和也」
翔の優しい声が胸から染みていく。
胸が翔の優しい声で一杯になる。
「……んっ」
顔をあげるとすぐに、唇を奪われる。
ちゅっと、短いキスを何回も。
しばらくすると口内に翔の舌が入ってくる。
翔の舌は、俺の口内をクチュクチュと音をたてて這い回る。
そんな翔の舌を自分の舌で追いかける。
翔は、わざと焦らすように俺の舌から逃げていく。
「んふぅ……んっ」
それでも、舌を絡めている音が聞こえて俺の耳への刺激になる。
ちゅっと音をたてて、重ねていた唇が離れる。
櫻「っ…キツかった?」
いつもより長いキスで、少しクラクラする。
でも、そんな酸欠さえもいとおしい。
「っはぁ……大丈夫」
櫻「和也っ…」
泣きそうな翔が俺の前髪を掻きあげて額にキスをする。