フーセンガム
第54章 危険な再会
(華架side)
櫻井くんと会ったのは、約8年ぶり。
同級生で、櫻井くんが旅行に来てたときに叔父さんの付き合いで会って一緒に遊んだ。
櫻「華架ちゃんは何して遊びたい?」
櫻井くんは、いつも私を気遣ってくれていた。
小5の私にも、気を遣われてるのはよくわかった。
「私は、なんでもいいよ」
櫻「俺もなんでもいい。」
「意味ないじゃん」
櫻「ふははっ」
笑う櫻井くんが好きだった。
一緒に過ごしたのは、ほんの数日だったけど、私にはかけがえのない思い出になった。
初恋の相手が、櫻井くんだったから。
だから、再会したときに
告白
しようと思ってた。
けど……。
ニ「二宮和也です。」
目の奥が笑っていない、男の人が櫻井くんに抱きついたり名前で呼んでたり…
付き合ってるんだって思った。
でも………
それは、『愛』じゃない。
男同士に『愛』は生まれない。
櫻井くんと幸せになるのは私だと、強く胸に刻んだ。
〔電話してね。〕
だから、電話番号を渡した。
男になんて、櫻井くんはあげないよ?
櫻井くんと会ったのは、約8年ぶり。
同級生で、櫻井くんが旅行に来てたときに叔父さんの付き合いで会って一緒に遊んだ。
櫻「華架ちゃんは何して遊びたい?」
櫻井くんは、いつも私を気遣ってくれていた。
小5の私にも、気を遣われてるのはよくわかった。
「私は、なんでもいいよ」
櫻「俺もなんでもいい。」
「意味ないじゃん」
櫻「ふははっ」
笑う櫻井くんが好きだった。
一緒に過ごしたのは、ほんの数日だったけど、私にはかけがえのない思い出になった。
初恋の相手が、櫻井くんだったから。
だから、再会したときに
告白
しようと思ってた。
けど……。
ニ「二宮和也です。」
目の奥が笑っていない、男の人が櫻井くんに抱きついたり名前で呼んでたり…
付き合ってるんだって思った。
でも………
それは、『愛』じゃない。
男同士に『愛』は生まれない。
櫻井くんと幸せになるのは私だと、強く胸に刻んだ。
〔電話してね。〕
だから、電話番号を渡した。
男になんて、櫻井くんはあげないよ?