フーセンガム
第5章 心の内側
(二宮side)
爽やかな笑顔を残して去って行ったあの天然な二人。
今の空気は最悪です。
櫻「あっ…カバン」
「すいません。」
櫻「いえいえ」
会話が止まる。
……気まずい。
櫻「あ、のさ…」
櫻井先輩が、さっきまで雅紀が座ってた席に座る。
「は…はい…」
俺も大野先輩の席に座る。
櫻「さっきの…続き、いいかな?」
さっきの続き……。
「…はい」
返事をするのが精一杯だった。
櫻「…。好きってのは…本当かな?」
櫻井先輩もかなり声が固かった。
「あっ、あの…」
声を振り絞り、櫻井先輩に話しかける。
「…好きなんておかしいですよね」
櫻井先輩は、目を丸くする。
櫻「……え?」
「男の櫻井先輩のことを…」
櫻「嬉しいよ」
櫻井先輩が、食い気味に言ってきた。
「へ?」
櫻「嬉しい」
少し顔を赤くしている。
「嬉しい…って…」
櫻「だって、俺も二宮くんのこと好きだから」
恥ずかしそうに笑う。
「…………ふぇ」
櫻「え?二宮くん!?」
極度な緊張から解放されて涙が出てきた。
情けない…。
爽やかな笑顔を残して去って行ったあの天然な二人。
今の空気は最悪です。
櫻「あっ…カバン」
「すいません。」
櫻「いえいえ」
会話が止まる。
……気まずい。
櫻「あ、のさ…」
櫻井先輩が、さっきまで雅紀が座ってた席に座る。
「は…はい…」
俺も大野先輩の席に座る。
櫻「さっきの…続き、いいかな?」
さっきの続き……。
「…はい」
返事をするのが精一杯だった。
櫻「…。好きってのは…本当かな?」
櫻井先輩もかなり声が固かった。
「あっ、あの…」
声を振り絞り、櫻井先輩に話しかける。
「…好きなんておかしいですよね」
櫻井先輩は、目を丸くする。
櫻「……え?」
「男の櫻井先輩のことを…」
櫻「嬉しいよ」
櫻井先輩が、食い気味に言ってきた。
「へ?」
櫻「嬉しい」
少し顔を赤くしている。
「嬉しい…って…」
櫻「だって、俺も二宮くんのこと好きだから」
恥ずかしそうに笑う。
「…………ふぇ」
櫻「え?二宮くん!?」
極度な緊張から解放されて涙が出てきた。
情けない…。