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フーセンガム

第77章 ほんとの話

(二宮side)

水澤先輩が、翔と?

どうして?
俺たちが、別れるのを待ってたの?

頭が、グルグルと回った。

しばらくすると、玄関が開いた。

水「二宮くん。久しぶり」
「……お久しぶりです」

立ち上がって、軽く挨拶をした。

櫻「で、ほんとの話って?」
水「まぁ、二人とも座ってよ」

水澤は、一人掛けのイスに腰をかけた。
必然的に、翔の隣に座ることになる。

「え?ほんとの話?」
水「順を追って、説明するから」

水澤先輩は、妖しく笑って喋り始めた。

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