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フーセンガム

第78章 again

(二宮side)

俺たちは、2年という長い年月を埋めるようにキスを交わした。

翔が、唇を離そうとするから俺はその唇に吸い付いた。

翔は、俺の意図に気づいたのか舌を出してきた。

俺は、
「変態♪」
と、呟いてその舌に吸い付いた。

しばらく、舌を絡めると翔が俺の口内に舌を押し込んできた。

「んっ!…んぁ、んっ…」

初めは戸惑ったけど次第に慣れて俺と翔の唇の隙間から、唾液がこぼれ落ちた。

翔は、一旦唇を離すとその流れ落ちる唾液を舐めた。

櫻「しようか」

俺は、その言葉に頷いた。
俺たちが何度も交わったベットに吸い込まれて行った。

ポンっと、ベットに押し倒されてまたキスを交わす。

「しょ…寒い…」

クリスマスが近づく季節。
暖房もついてない部屋に、男二人。

櫻「今から、熱くなるから♪」

いや、そういうことじゃなくて(笑)

「寒い」
櫻「え~、布団被る?」

布団かけたままってしたことなかった気がする。

櫻「あ、いま『布団被ってしたことないかも』って思ったでしょ?」
「え!?」
櫻「ふふっ、図星?」

なんでわかったんだよ…。

櫻「じゃ、やってみますか♪」

翔は俺の上に股がって布団を被った。

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