フーセンガム
第6章 初日
(大野side)
「翔ちゃん」
櫻「お、智」
翔ちゃんが、駆け寄ってくる。
櫻「どうしたの?」
「あのね、購買でね。和也くんが誰かわかんないけど、無理矢理近くの個室に連れ込まれてたよ」
櫻「…………。」
タタッと駆け出す。
「あちゃぁ…完全に怒っちゃった」
翔ちゃんを急いで追いかけた。
ー5分前
二「ちょっと、やめてください!」
和也くんの声がして振り返ると、誰かの手が和也くんの手首をつかみ、誰も使っていない個室に入って行った。
ー現在
「翔ちゃん、ここ」
櫻「知ってる。」
薄ら笑いを浮かべて、引き戸をおもいっきりあける。
二「翔さん…と、大野先輩…」
櫻「先生…」
「え?先生?」
奥を覗きこむと、あの怖い先生がいた。
先「ど、どうして」
二「まぁ、いいじゃないですか。翔さんと、大野先輩ですし」
一体なんの話をしてるんだろう…。
「和也くん、説明して?」
二「はぁ…いいですか?」
昨日と、同じように気だるそうに質問に答えてくれた。
櫻「あぁ、それで」
翔ちゃんは、和也くんの隣にいつの間にか座ってた。
先生は、和也くんにゲームの進め方を教わってたらしい。
櫻「よし、行こうか。かず」
二「ありがとう、翔さん」
ピンクのオーラを身にまとった二人の背中を先生と見送り、目を合わせて笑ったのだった。
「翔ちゃん」
櫻「お、智」
翔ちゃんが、駆け寄ってくる。
櫻「どうしたの?」
「あのね、購買でね。和也くんが誰かわかんないけど、無理矢理近くの個室に連れ込まれてたよ」
櫻「…………。」
タタッと駆け出す。
「あちゃぁ…完全に怒っちゃった」
翔ちゃんを急いで追いかけた。
ー5分前
二「ちょっと、やめてください!」
和也くんの声がして振り返ると、誰かの手が和也くんの手首をつかみ、誰も使っていない個室に入って行った。
ー現在
「翔ちゃん、ここ」
櫻「知ってる。」
薄ら笑いを浮かべて、引き戸をおもいっきりあける。
二「翔さん…と、大野先輩…」
櫻「先生…」
「え?先生?」
奥を覗きこむと、あの怖い先生がいた。
先「ど、どうして」
二「まぁ、いいじゃないですか。翔さんと、大野先輩ですし」
一体なんの話をしてるんだろう…。
「和也くん、説明して?」
二「はぁ…いいですか?」
昨日と、同じように気だるそうに質問に答えてくれた。
櫻「あぁ、それで」
翔ちゃんは、和也くんの隣にいつの間にか座ってた。
先生は、和也くんにゲームの進め方を教わってたらしい。
櫻「よし、行こうか。かず」
二「ありがとう、翔さん」
ピンクのオーラを身にまとった二人の背中を先生と見送り、目を合わせて笑ったのだった。