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フーセンガム

第81章 Christmas

(櫻井side)

家を出て、向かった先は会社。

長「おはようございます」
「準備は?」
長「もう、終わりました」
「じゃ、和也に連絡いれて」

今日は、社内でクリスマスパーティ兼和也を社員に紹介する。

それを知ってるのは、長岡と…

水「よっ、社長」

水澤だ。

「なんか…ごめんな」
水「なに言ってんの?謝らないといけないのは私のほうでしょ?」
「じゃあ、謝れ」
水「命令されるとやだね」

二人で笑いながら、パーティ会場に向かう。
まだ、社員は集まっていない。

長「連絡、いれました」
「来るって?」
長「はい」
「なにも言ってないね?」
長「はい。社長が呼んでるとだけ伝えました」

長岡は和也から信頼されてるからな。
長岡に頼んで正解だった。

水「で?二宮くんになに着せるわけ?」
「お前が用意してんだろ?」
水「さすが。」

水澤は、大切な仕事のパートナーだ。

長「社員がきました」
水「さぁ、始めるよ」

水澤が拳を俺に向けた。

「わかってるよ」

コツンと、拳を当てる。

水「パーティの始まりだよ」

水澤は、黒い帽子をかぶって去っていった。

「まるで、嵐だな」
ニ「翔!」
「あ、和也」
ニ「どうしたの?長岡さんに呼ばれたから来たんだけど…なんともないんだよね?」

和也は、俺の肩に手を置いて言った。

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