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フーセンガム

第81章 Christmas

(二宮side)

水澤先輩から、電話がかかってきた。

「あれ?もしもし…」
水『もしもし』
「どうしました?」
水『ちょっと、ゲームしない?』
「え?」

ゲーム?

水『ルールは、簡単。その服、裏方スタッフと同じ衣装なの。スタッフには説明済みだから、スタッフルームに向かって』

「せ、説明早いんですけど…」
水『とにかく、よろしく。』

ブチッと電話が切れる。

「…とにかく行こ」

俺は、スタッフルームに向かった。


スタッフルームに入ると、たくさんの女性がいた。
その中に、水澤先輩もいた。

「「かわい~!」」

たくさんの女性に囲まれる。

「あ、ありがとうございます…」
水「乗り気になった?」

得意気に笑う。

水「ゲーム、負ける気しないんだよね」
「ゲームだけは負けたくないんだよね」

俺は、いい感じにのせられた。

水「よし。制限時間は、1時間。櫻井にバレないように過ごすこと。」
「1時間は、なにしてればいい?」
水「スタッフに紛れてて」

まぁ、簡単に言うと

翔にバレないように、スタッフに紛れ込んで1時間を過ごせ、ということ。

水「もし、見つかったら…」
「え?な、なに?」
水「今年の、クリスマスは私と過ごす」

み、水澤先輩と!?

水「罰ゲームね」
「1時間、見つからなかったら?」
水「もちろん、櫻井と過ごして」

…絶対に見つかんないようにしないと。

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