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年上のカノジョ

第2章 複雑な気持ち

「なっ…?!」

「やっぱ気になるじゃん。現役女子大生だろ?」

「まあ、そりゃそうだけど…」

「写メとかないの?」

「ねえよ!」

思わず声が大きくなってしまった。

何か、遥のことをそういう目で見られるのは嫌だった。

友洋はそんな俺の動揺には気づかないようで、そのまま話し続ける。

「そっか〜、残念だな。土日の昼間とか少し勉強見てくれたりしないのかな」

「さあ…」

「祐樹、聞いてみてよ。カワイイオネーサンに会ってみたいし、勉強もできるようになったらラッキーじゃん?」

「そりゃそうだけど…」

何となく友洋を遥に会わせたくない気持ちになる。

「一応バイトで来てもらってるからさ、教えてもらうのにバイト代払ってるんだよ。それなのにただで教えてもらうのってどうかな…」

「そっか…オネーサンにしてみたら仕事だもんな。まあダメ元で聞いてみてよ」

もっともな理由をつけると友洋は素直に信じてくれた。あとは遥が断ってくれたらいいと思う。

「まあ一応聞いてみるけど…ダメな確率高いからな?」

「わかってるって」

「じゃあな」と友洋は電話を切った。



俺は何だか複雑な気分を抱えたまま、遥にメールをしていた…

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