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年上のカノジョ

第3章 遥と友洋

「ただの近所の幼なじみですよ」

やたらテンションの上がっている集団に一応声をかけてみる。

「そういうのが萌えるんだよ!小さい頃はたいしたことなかったのに、大きくなってから再会したら超綺麗になってた、みたいなのってあるだろ?」

「そう言われても…」

もう苦笑いするしかない。
遥が綺麗かそうでないかと聞かれたら、客観的には綺麗なんだと思う。でも、小さい頃の姿と性格を知っているだけに、「綺麗だ」と言い切れない自分がいる。



…もしかしたらそれは遥に対する意地なのかもしれないけど。



「とりあえず、友洋、月曜に報告な!」

先輩達はやたらとノリノリで友洋に指示し、友洋もそれに「任せて下さい!」と調子のいい返事を返す。

明日の勉強会はひどく不安だが、もうこうなっては仕方ない。
どうにでもなれ、だ。



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