テキストサイズ

年上のカノジョ

第1章 家庭教師が来た!

「あら、いらっしゃい」

玄関の扉が開いて、誰かが訪ねてきた気配。母さんの様子から家庭教師が来たんだとわかった。

「祐樹!降りてらっしゃい!」

呼ばれて俺は階段を降りる。

そこにいたのは……








…綺麗なオネーサン、だった…








「この子ったら、若い女の子だからって照れちゃって!ちゃんと挨拶しなさい」

「あ…こ、こんばんは」

歳は二十歳くらいだろうか。肩までの黒髪のストレート。大きな目とふっくらした唇。俺を見てくすっと笑ったその顔はめちゃくちゃ好みのタイプだ。

ヤバい。これはラッキーだ。

「祐樹、あんた覚えてないの?」

「は?」

母さんの次の言葉に、俺はぶっ飛びそうなくらい驚いた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ