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年上のカノジョ

第5章 友洋の告白

−−祐樹side−−

あの試合の日から、俺は同級生のみならず、先輩からも遥のことを聞かれるようになった。

年齢やどういう知り合いか?ということ、小さい頃はどんなだったか、とかどうでもいいことまで色々聞かれた。

それだけ遥の印象は強かったということなんだろうけれど、何だか複雑な気分になる。



そんな中。

「オレ、コクるわ」

友洋が言った。
試合が終わったらコクる、と前から言っていた。

「祐樹、前みたいに勉強会お願いしてもらえないかな」

「まあ頼んでみるよ」

遥にメールしてみると、割とあっさり『いいよ』の返事。部活が休みの日曜日の午後に勉強会をセッティングした。

…舞台は整った。
あとは友洋が頑張るしかない。



…結果はもう決まっているけれど。

たぶん。

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