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年上のカノジョ

第5章 友洋の告白

月曜。

友洋ははしゃぐわけでもなく、かといって落ち込むわけでもなく、いつもと変わりないように見えた。
こっちから「どうだった」と聞くのも何だか違う気がして、いつも通りの他愛ない話をして過ごした。



放課後。

「祐樹、ちょっと」

友洋に呼ばれた。

「昨日のことだけど…」

校内にいると先生たちに追い出されるので、学校を出たところの公園に入った。

何となくぶらぶらしてると、友洋がぽつりと言った。





「オレ、フラれた」





「………そっか」

淡々とした報告に、俺もただ一言だけ答えた。

「やっぱ…中二ってガキなんかな〜…」

友洋は、独り言のように呟いた。
友洋を『弟』のようだと言っていた遥の姿が頭をよぎったが、黙っていた。

遥にとっては、中二はガキなのかもしれない。その隔たりが埋まる日は来るんだろうか…

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