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年上のカノジョ

第6章 雨の中で

友洋はあれ以来特に落ち込んだ様子もなく普通に過ごしている。

サッカーもさすがに準決勝の相手は強く、善戦はしたものの負けてしまった。ただ、先輩たちは予想以上の結果にとても喜んで、晴れ晴れとした顔で引退していった。

ここからは俺たち2年中心の新しいチームとなる。新チームの軸は、スタメンで出ていた俺と友洋。
ただ、二人とも部長なんていうガラではないのでそこは3番手に控えていた竹中宙夢(たけなか ひろむ)に任せた。彼は技術もあるし、何より明るいムードメーカーだ。

3年生のいない練習。
3年生のいないミーティング。

何だか変な感じだ。

寂しくもあるけど、何かが始まりそうでワクワクする。



勉強は相変わらず遥に教えてもらって、少しずつ上がってきている。
遥は友洋とのことは何も言わない。だから俺も何も聞かない。



そんな日々が続いていたある日、俺は衝撃的な光景に出会った。

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