年上のカノジョ
第6章 雨の中で
ただ立っているのも怪しまれそうなので、携帯を見ているふりをしてごまかす。
そうしているうちに、少しだけ怒りがおさまってきた。
そしてふと気付く。
『彼なんていないし』と言っていた遥。
じゃあ、あいつは彼氏じゃないのか?それとも、許されない関係だとわかってるから彼氏がいないふりをしてたのか?
…俺にはわからない。
わかるのは、遥がとても悲しんでいること。
そして……
…そして、俺は遥が好きなんだということ。
遥には笑っていてほしいと思う。俺はそんな遥の笑顔が好きだ。
遥の笑顔を守りたい。
だけど。
遥にとって俺は『弟』。
最近知り合った友洋だってそうして振られた。昔から知っていて、それこそ『弟』のようにかわいがってもらっていた俺ならなおさらだ。
好きだと気付いた瞬間失恋するなんてな…
あまりの秒殺ぶりに逆に笑えてしまう。
そうしているうちに、少しだけ怒りがおさまってきた。
そしてふと気付く。
『彼なんていないし』と言っていた遥。
じゃあ、あいつは彼氏じゃないのか?それとも、許されない関係だとわかってるから彼氏がいないふりをしてたのか?
…俺にはわからない。
わかるのは、遥がとても悲しんでいること。
そして……
…そして、俺は遥が好きなんだということ。
遥には笑っていてほしいと思う。俺はそんな遥の笑顔が好きだ。
遥の笑顔を守りたい。
だけど。
遥にとって俺は『弟』。
最近知り合った友洋だってそうして振られた。昔から知っていて、それこそ『弟』のようにかわいがってもらっていた俺ならなおさらだ。
好きだと気付いた瞬間失恋するなんてな…
あまりの秒殺ぶりに逆に笑えてしまう。