年上のカノジョ
第6章 雨の中で
−ー遥side−ー
驚いた。
あたし、祐樹に抱きしめられちゃった。
公園で、大好きだった人に衝撃的な別れ話を切り出されたあたし。
一線を越えたのに「付き合おう」とは言ってくれなかったのは、まさか結婚してたからだったなんて……あんなに好きだったのにショックが大きすぎる。
それで放心状態だったあたしを祐樹がたまたま見かけて話聞いてくれて…
あんまりにも普通に聞いてくれるもんだから、さっきまで祐樹が中二だってこと忘れてた。中二の祐樹にとってはついていけない内容だったかも…
そんな恋をしてたことを告白しちゃった自分はどうかしてたと思うけど、そんなあたしを抱きしめてくれた祐樹もどうかしてると思う。
祐樹、いつの間にあんなに大きくなったんだろう。
あたしを抱きしめて頭を撫でてくれた手は、少しぎこちなかったけれど、別れた彼より優しかった。
思い出すと、心がほっこり温かくなった。
祐樹………ありがとう。
驚いた。
あたし、祐樹に抱きしめられちゃった。
公園で、大好きだった人に衝撃的な別れ話を切り出されたあたし。
一線を越えたのに「付き合おう」とは言ってくれなかったのは、まさか結婚してたからだったなんて……あんなに好きだったのにショックが大きすぎる。
それで放心状態だったあたしを祐樹がたまたま見かけて話聞いてくれて…
あんまりにも普通に聞いてくれるもんだから、さっきまで祐樹が中二だってこと忘れてた。中二の祐樹にとってはついていけない内容だったかも…
そんな恋をしてたことを告白しちゃった自分はどうかしてたと思うけど、そんなあたしを抱きしめてくれた祐樹もどうかしてると思う。
祐樹、いつの間にあんなに大きくなったんだろう。
あたしを抱きしめて頭を撫でてくれた手は、少しぎこちなかったけれど、別れた彼より優しかった。
思い出すと、心がほっこり温かくなった。
祐樹………ありがとう。