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年上のカノジョ

第7章 動きだすココロ

「祐樹君…だよね?」

小柄でかわいらしいお姉さんから声をかけられた。

「あ、そ、そうですけど……」

こんな知り合いいたかな、と俺の頭はフル回転してある答えにたどり着いた。

「ひかるさん…?」

「当ったり〜っ」

ひかるさんは満面の笑顔を見せた。

もともと可愛らしい人だなとは思ったけど、浴衣を着て髪に大きめの花飾りをつけていると、ひときわ目を惹く鮮やかさがあった。

「めっちゃ似合ってますね!」

友洋が言う。

「ホント?ありがとう〜!」

嬉しそうにしているひかるさんは遥と同い年には見えない。

「あ、ところで遥ちゃんはまだ?」

「あ、まだ来てないですね」

「そっか〜。浴衣着るのに時間かかってるのかなぁ」

ひかるさんがぽつっと言った言葉に友洋が反応した。

「遥さんも浴衣で来るんですか?!」

「え、あ、うん。…言わないほうがよかったかな〜。遥ちゃんには内緒にしてね」

「もちろん!めっちゃ驚きのリアクションしますよ!」

友洋はやたらと嬉しそうだ。

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