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年上のカノジョ

第8章 ひかると友洋

「え……」

まあこの状況を見ればそう勘違いされるのもしかたない。でも…

「やぁだ、おばさん。この人は彼氏じゃないですよぅ」

「あれ、そうなのかい」

「そうそう、ただの…お友達?知り合い?かな」

まあ、この間少し会っただけだから『知り合い』ってとこくらいかな。
それにしては、この1〜2時間くらいでよくここまで仲良くなれたなと思う。

「でもわかんないじゃないの。これから彼氏になるかもしれないよ?」

おばさんがいたずらっぽい目で笑う。

「ふふ、そうですねっ」

ひかるさんはその言葉にやけに嬉しそうに笑った。

そして。

「ねえ、友洋君」

ひかるさんはおもむろに振り返った。その両手には一つずつ、トンボ玉のついたネックレス。

「どっちが似合うかなぁ」

ネックレスを首もとに交互に当てて見せる。白い肌に淡いピンク色のトンボ玉がよく似合っていた。

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