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Love Days ~大好きなヒト~

第3章 仕事中の姿

「いや、なんとなく。」
「あ~。 興味有るか無いかで言えば、ありますよ。」
「そうなんだ~。」
「はい。」
「じゃあさ、鈴音ちゃんの将来の夢、って何?」
「えっと…、今は、特にありません。
でも、前は、女優とか歌手を目指していました。」
「えっ! じゃあ、その夢、何で諦めちゃったの?」
「私には、才能もないし、誰かを幸せにする様な事も出来ないから…、ですかね。」
「…そっか。」
「はい。」
「…挑戦はしてみた?」
「え?」
「夢を諦める前に、少しは挑戦してみた?」
「それは…。」
「こんな事、私が言っていいのか分からないけど。」
「はい。」
「挑戦する前に諦めるのは、早いと思うよ?」
「そうですよね…。」
「そう言えば、鈴音ちゃんって、今何歳?」
「15歳です。」
「若っ!!」
「石原さんだって、お若いじゃないですか。」
「全然。 …ん? って事は、高1?」
「いえ、中学3年です。」
「ホントに!?」
「はい…。」
「それで、私、夢を持っている子なら、絶対輝けると思うんだ。 鈴音ちゃんも、その一人。 それに、まだ若いしね。 だから、頑張って! 私、応援してるから。」
「石原さん…。」

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