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Love Days ~大好きなヒト~

第4章 意外な再会

~Ryuji Side~

ジムで少し動いた後、俺は仕事に行く為に廊下を歩いていた。 すると、スタッフルームから出てくるりんちゃんがいた。 俺は、思わず、「りんちゃん」と呼んでしまった。 俺に呼ばれたりんちゃんは、凄く驚いた顔をしていた。
「なっ…、何で隆二さんが…?」
「あ、俺の事、覚えてない?」
「えっ…?」
ウソ~。 覚えてないんだ…。 ちょっとショックだわ…。
「従兄の隆二!! 昔、良く一緒に遊んだのにな~。」

りんちゃんは、少し考える様な顔をした後、俺の事を真っ直ぐな瞳で見つめてきた。 そんなに見詰められたら照れるんですけど…、って、違うか。

「ウソ…。 隆兄…なの?」
「? そうだよ?」
すると、今にも泣きそうな顔で、俺の胸に飛び込んできた。
「おっと…。」
こうやって、俺の所に来てくれるのは、昔から変わってないな~。
「ハハッ、りんちゃん、変わんないね~。」
「隆兄は変わりすぎだよ…。」
俺、そんなに変わったかな…?
「えっ、変わった?」
「変わったよ…。 だって、分かんなかったもん…。」
「ゴメンゴメン。」
そして、気になっていた事を、聞いてみた。

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