無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

２人で隆兄に呆れていると、何やら班員の様子が…。

「…お前ら、どうしたの？」
「ちょっと、りん。　言葉が…。」
「そんな事は今いいよ。」
「・・・。」

「あのさ…。」
「何だよ？」
「…今までゴメン！」
「は…？」
突然目の前で起きた光景に、私は唖然としてしまった。

「いや、マジで…。　急にどうしたの？」
「私達、２人が今市さんと従妹だったなんて知らなくて。」
「誰にも言った事ないし…。」

「偉そうにしてゴメン！　みっともない所見せちゃった。」
「…皆？」
「私達、鈴音が今市さんたちと仲良くしているのを見てたら、何か羨ましいな、って思って。
それで、あんな態度になっちゃって…。」
「あ、そうだったんだ。」
「本当にゴメン！」
「いや、もう謝らなくていいし。
じゃあ、これからはこうしない？」
「えっ？」

「何か聞きたい事があったら、すぐに聞いて？　私、大体の事なら答えられると思うから。」
「…何で？」
「ここでバイトしてるから。」
「…えっ？　今、何て…？」
「だから…。」

そう言おうとした時、突然臣さんが隣に…。
「臣さん？」
「もしかして、皆知らないの？」
「えっ？」
「鈴音ちゃんは、ここで俺達のマネージャーみたいな事をしてくれてるんだよ？」
「…えっ!?　嘘…!?」

臣さんから説明された皆は、驚きを隠せないようで、その光景がさらに笑えた。