Love Days ~大好きなヒト~
第6章 気持ちの変化
「えっ…。 どうしよう…。」
「どうしよう、って…。 まあ、どうにかなるでしょ。」
「そんな…。」
「あ、そういえば、さっきの話聞いてた?」
「どの話ですか?」
「明日、臣と一緒の仕事の話。」
「えっ? 何も…。」
「明日、鈴音ちゃんに少し早く来てもらうんだけど。 2人に付いてって貰うから。」
「えっ? 本当ですか?」
嬉しくて、思わず勢いよく立ちあがった。
「喜び過ぎだ、っつーの。」
「あ、すみません…。」
「それに、明日は班を2人一組にばらすんだけど…。 その時、1人は澪音ちゃんね。」
「澪音ちゃん…ですか?」
「うん。 あの子、人見知りするんだって。 今市も言ってた。」
「そうなんですか。」
「で、鈴音ちゃんは、いつも通りなんだけど。 多分、澪音ちゃんの事で岩ちゃんの所に行くかも。」
「分かりました!」
「ん。 じゃあ、宜しくね。」
「はい。 お疲れ様でした。」
「お疲れ~。」
…明日、楽しみだな~。
鈴音ちゃん、付いて来てくれるんだ。
…っていうか俺って、そんなに分かりやすいの?
そんなに考えてる事顔に出る?
…ヤバい。 楽しみなんだけど、何か段々心配になってきた…。