Love Days ~大好きなヒト~
第6章 気持ちの変化
「そこ、黙らない。」
「すみません。」
「…で、内容的には、いつものなんですが…。 今日は、職場体験という事もあって、タオルを渡したり、飲み物を渡したり…と、うちの班の子が何人かつきますので。 …澪音は、岩ちゃんの所…ですよね?」
「そうだよ。」
「では、本日も宜しくお願いします。」
「は~い。」
鈴音ちゃんは、説明が終わると眠る体制になっていた。
「あの…、鈴音ちゃん?」
「はい?」
俺は、気になっていた事をちょっと聞いてみる事にした。
「今日は、鈴音ちゃんはどうするの?」
「今日ですか? 今日は…、皆のサポートしてます。 いつもの様に。」
「そうなんだ。」
「…あ、でも。 れんが心配なので、岩ちゃんの所に多くついてるかもしれないです。」
「そうなの?」
「はい。 今日も宜しくお願いします!」
鈴音ちゃんの一言で、俺の体温が一気に上昇した気がした。
「こっちこそ、宜しく!」
その後、事務所に着くと…。
鈴音ちゃんの班の子たちはもう来ていて、NAOTOさんから今日の説明を受けていた。
「遅れてすみません。 おはようございます。」
そう言って、3人で入った。
「あれ? やっぱり早かったんだね。 岩ちゃんと登坂は説明受けた?」
「はい。 車内で。」
「そっか。」