Love Days ~大好きなヒト~
第6章 気持ちの変化
「じゃあ、今日のトレーニングを開始します。 宜しくお願いします!」
「お願いしま~す!」
NAOTOさんの一言で、皆散らばった。
…その後のトレーニングでは、澪音ちゃんが付いてくれたけど…。
意外とスパルタで、キツイ。(笑)
「岩田さん? サボるならりんに言いますよ?」
「わぁっ! ごめんなさい!」
…ちょっと手を抜こうとすると、鈴音ちゃんの名前を出してくる。
…俺の気持ちを知っているからこそなんだろうけど…。
「岩ちゃん? 調子はどうですか~?」
「鈴音ちゃん!」
少しふてくされている所に、鈴音ちゃん登場。
「順調だよ!」
「そうですか。 …じゃあ、あまり無理しない程度に頑張って下さいね?」
「うん、有難う。」
鈴音ちゃんに気遣ってもらえるのが、凄い嬉しくて…。
ちょっと心拍数も上がるし…。
…俺、大丈夫なのか?
…そんなこんなでトレーニングは終わり、ダンスレッスン。
…こちらも無事に終了し、皆が帰る時間。
「有難うございました!」
NAOTOさんの掛け声で解散したが、鈴音ちゃんはまだ仕事があるらしく、奥の方に走って行ってしまった。
「あの~、岩田さん。」
「! 澪音ちゃん?」