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Love Days ~大好きなヒト~

第7章 お別れパーティー


部屋の中は、皆がいる筈なのに、何故か真っ暗で…。
隣にいたはずの岩ちゃんも、いつの間にかいなくなっていた。

「えっ、岩ちゃん? 皆さん? どこにいるんですか?」
そう、問いかけてみても、返ってくるのは沈黙だけだった。

「岩ちゃん! どこ行っちゃったんですか? 置いて行かないで下さいよ…。」

そうして、私が泣きそうになっていると、複数の破裂音とともに、部屋の電気が付いた。

「えっ…。」
顔を上げると、そこにいたのは、クラッカーを持った三代目の皆さんだった。

「皆さん…?」
「鈴音ちゃん! 今まで、お疲れ様!」
そう、笑顔で皆さんが言ってくれた。

「鈴音ちゃん、驚かせちゃってゴメンね?」
そう言って、近づいてきたのは、岩ちゃんだった。

「もう、岩ちゃん!」
「ずっと、メンバー皆で考えてたんだ。」
「そうだったんですか…。」
「今日の主役は、鈴音ちゃんだよ! …一緒に楽しもう?」

そう言われたら、私の答えは決まっていた。
「はいっ! 勿論ですっ!」

その後は、食事をしながらエリケンのラップを聞いたり、NAOTOさんや健二郎さんのモノマネを見たり…。
とにかく、凄く楽しかった。

こんな時間が永遠に続けばいいのに…。
…なんて思ったりもした。

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