Love Days ~大好きなヒト~
第7章 お別れパーティー
「隆二さん…。 …あっ、俺今日呑んでないですし、送っていきますよ。」
「良いの!?」
「はい…。 って、何か喜んでません?」
「じゃあ、ナビにりんちゃん家入れるから。 お願いしま~す。」
「隆二さん、怒られたくないだけじゃ…?」
「…バレた?」
「やっぱり…。」
「まあ、鈴音ちゃんと二人になれるからいいんじゃない?」
「直己さん…。」
「俺達は、ここ片付けとくからさ。」
「そんな…! 先輩にそんな事をさせるわけには…!」
「りんちゃんと会えなくなってもいいの?」
「…嫌です。」
「あのなあ! お前が行かなきゃ、俺がとるぞ!」
その時、寝ていたはずの健二郎さんが出てきた。
「えっ…?」
「ヤバいね~。 プン二郎でてきちゃったね~。(笑)」
「あんな可愛い子を放っておくなんて、あほちゃうの?」
「…は?」
「だから、要は早く行け、っちゅーの!」
「…はい! 有難うございます!」
「行ってらっしゃ~い!」
「皆さん…。」
「俺の話、聞いてたんか!?」
「有難うございます! 行ってきます!」
そう言って俺は、鈴音ちゃんを抱きかかえて車に向かった。