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Love Days ~大好きなヒト~

第7章 お別れパーティー


軽すぎる、と言っても良い程軽い彼女を助手席に乗せて、俺は車を発進させた。

カーナビに沿って運転していると…。

「んぅ…。」
そう言って、彼女が起きた。
…お持ち帰りしていいっすか?(笑)

「…ココ、どこ?」
「車。」
「えっ…。 …って、岩ちゃん!?」
彼女は驚いた様に目を見開いていた。

「おはよう、って時間じゃないけどおはよう。」
軽く笑ってそう言うと、
「あ、おはようございます…。」
と、ちょっと困惑しながらも言ってくれた。

「良く寝てたね~。」
「え、すみません…。」
「大丈夫。 酔っ払いの相手して、疲れたんでしょ?」
「まあ…。」

その後少し沈黙があって…。
「あれ? そう言えば、帰りは隆兄が送ってくれる、って…。」
「忘れてちゃっかりお酒飲んでたよ?」
「何なんだよ、ホントに…。」
「アハハ…。」
彼女が少し愚痴っぽく言ったのは、気にしない、気にしない…。(笑)

「あ、皆さんは?」
「まだ呑んでた。」
「そうですか。 …何か、申し訳ないことしましたね。」
「大丈夫だよ。 …っていうか、良い子は寝る時間だよ?」
「何ですか、それ~?」
彼女は笑って、そう言っていた。
…だって、もう11時近いんだよ? 寝る時間でしょ。

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