テキストサイズ

Love Days ~大好きなヒト~

第7章 お別れパーティー


ふいにカーナビを見てみると、「目的地周辺」…。

「あ、もうすぐ着くからね。」
「はい。 分かりました。」

そして、そんな事をしている内に、着いてしまった。

「本当に、有難うございました。 とても楽しかったです!」
「俺も、凄く楽しかった! …また、遊びに来てね!」
「はい!」
「「・・・。」」
何故か、沈黙が流れた。

「あっ、じゃあ、母が待っているので。」
「待って。 一応、挨拶しなきゃ。」
「あ、じゃあ、こちらに。」
「うん。」
そう言って、俺を玄関まで案内してくれた。

「ただいま!」
そう言って玄関を開ける彼女は、さっきまで寝ぼけていたのがウソだったかのようだった。

「りん! お帰り!…って、岩田さん?」
鈴音ちゃんを迎えたのは、澪音ちゃんだった。 …俺を見るなり、「まだなの?」的な顔を見せたのは気のせいだよね…?(苦笑)

「こんばんは、澪音ちゃん。 …お母さん、いる?」
「あ…、ちょっと待ってて下さい。」
「うん。」

そして、彼女がドアの向こうに消えてから暫くすると、お姉さんらしき人が出てきた。
…あれ? 鈴音ちゃんって、澪音ちゃん以外に兄弟いたっけ…?

ストーリーメニュー

TOPTOPへ