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保健性活委員

第2章 初めての委員会



しばらくそのまま2人とも何も話さず



沙織はなんだか、ホッとしてすごくリラックスしていた



なんだか.....気持ちいいな....


このまま寝ちゃいそう....


「どう?」




「うん、だいぶ楽になった...


ありがとう..」



私は目を閉じたまま答えた


「そっか....良かった..」



なんでだろう...


すごい安心する....


「白石さ、無理しすぎんなよ...

そりゃ、俺なんかとHするの嫌だろうけどさ、そんな真っ青になるまで我慢しなくていいから」



え?



驚いて目を開けると苦い笑顔の高野くんが私を見ていた



「え?」


「え?今だって気分悪くなったの俺とするのが嫌でこんなんなっちゃったんでしょ?」


「なっ違うよ!高野くんがどうこうじゃなくて.....」



じゃなくて...



「そうなの?」



「......うん」



違うの....私の問題なの..


「えっと、じゃあなんでなのか聞いてもいい?」



少し不安そうで、でも真剣な表情で高野くんが見つめる



「...........」




「無理にとは言わないけど、これからしていかなきゃいけないんだしさ

ちょっとでも話せたら楽かなと思って...」




確かに全部話せたら楽だけど...




高野くんは優しい笑顔で私に話しかける



そんな高野くんを見て、なぜだか話してもいいかもなんて思い始めていた



でも.....

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