
愛なんていらない
第1章 流れ?
「遥香っ、わり宿題やってた。」
優真が駆け寄ってくる。
「あ、うん、大丈夫。そんな待ってないし!!」
本当、心臓が飛び出そう。
「でさ、話とは、いったい?」
「‥‥‥ぁあ。」
急に黙りこむ優真。
何?なんなの?
なんか聞くのが怖い…。
静かな沈黙が続く。
「‥‥あ、私宿題だしてなかった!思い出したら言って!!」
この場から逃げるように走ろうとした。その瞬間、
「待って!」
グイッと私の腕を引っ張って優真は後ろから抱きついた。
「っやっ!! ちょっと!!優真!?」
