
愛なんていらない
第1章 流れ?
更に私の心臓は早くなる。
多分私の顔は真っ赤。
「‥‥ちょっとだけだから。こうさせて?ちょっとだけ。」
後ろから耳元でそう言った。
ゾクッとした。
なんだか体が
あつい…。
「‥‥っな なんで?」
「‥‥‥‥」
優真は答えない。
「‥‥ねえ、」
もう一度聞こうとした瞬間。
優真の手がゆっくりと
私の肩に移動した。
くるりと正面を向き
私の顔を見つめた。
「‥‥ゆ…うま?」
「真っ赤…かわいい…」
優真はそういって私に唇を重ねた。
「んっ…ぅ…ん」
苦しいほどのキスだった。
頭が真っ白になるほどの。
「…んっ…ぁ ん…っ」
きもちいい…
なにこれ…
キスってこんなにきもちいいものなんだ‥‥
なんか、涙がでそう。
体が、ふわふわして、
ちからが…はいんない。
ゆっくりと優真は唇を離すと、ゆっくり糸をひいていた。
私は思わず顔を隠す。
「/////‥‥」
