
先輩と部活
第4章 押し入れの中
「うわ~着信もLINEもめっちゃきてる」
ふ~と息をはいてまた携帯をポケットにしまう
「ま、気にしない気にしない。とりあえず、出よう。」
切り替えはやっ!
「そ、そうですね…」
「ん?何で笑ってるの?」
きょとんとした顔で尋ねる
しまった顔が笑ってしまっていた…
「い、いやなんでもないです!行きましょう!」
話を戻さないようそさくさと靴を履きに行く
「あれっ?靴がない!」
「まじで?」
後ろから優人先輩が除く
「あ、あった。靴箱の中に…なんでこんなところに…?」
そこで私ははっと気づいた
「優人先輩、靴、見られましたよね…? 」
「…うん、だろうね。でも誰の靴かなんてわかんないし、大丈夫なんじゃない?」
そう言って靴をはく
そんな簡単に…?
まあ確かにお互いよくある靴だし私なんかローファーだし…
