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妖魔滅伝・団右衛門!

第1章 夜討ちの退魔師団右衛門

 
 前戯もなく押し込められるのは、鬼の、人とは比べ物にならない剛直。それは自身の先から溢れる毒の滑りを頼りに、嘉明を貫いていく。裂けて壊れても不思議ではない強引な交わりだが、鬼の魔力なのかそれはゆっくりと、傷付く事なく沈められる。

「あ……あ」

 内を広げられ、みっちりと収まる八代の剛直。後ろは元の形を取り戻そうと、否が応でもそれを締め付けていた。

 ゆっくりと八代が腰を引けば、奥は閉じようと力を抜く。だが油断した瞬間また奥まで突かれ、嘉明の体は衝撃に震えた。

「ああっ!!」

 人を超えた逸物に、嘉明の全身は汗が滲ませ苦しさを訴える。しかし一方で、犯されるままの中心が服従しようと抵抗を止め始めた。

 八代の先走りが交わりを助け、次第に結合部は軽やかになる。肌のぶつかる淫靡な音は、八代の機嫌を表すように小気味良く響いた。嘉明のそこも、心に反して八代におもねる。喜ばせようと締め付け、くねらせて中を蹂躙させた。

「は、ぁ……ゃ」

 一度達した嘉明自身も、また解放を求め勃起する。腰から下が完全に制御を失い、嘉明はただ首を振った。
 

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