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妖魔滅伝・団右衛門!

第1章 夜討ちの退魔師団右衛門

 
「嘉明はここも好きなんだろう? 弄ってやるから、思うまま鳴け」

「うあ……ああ!」

 止めを刺すかのように、胸に与えられる刺激。八代が突起を摘んだ瞬間、上半身の制御すら嘉明は失ってしまう。突起の先から腰の奥まで快楽は繋がり、正常を辛うじて保つ脳を犯そうと迫っていた。

「自分で弄ってみるのもいいぞ? ほら、良いようにしてみろ」

 八代は嘉明の手を掴むと、それを胸に乗せる。自ら享楽に耽るなど、まともな思考ならばまず許されない。しかし、迫るように強く中を抉られると、思考は溶けて消えていった。

「ぁ……ん、くっ!」

 自らの手で突起を摘むと、自棄も体を巡る。目の前の快楽だけを追い求め、両手は自らを責め立てた。

「そんなに強くこねたら、取れてしまうぞ? さて……儂も、そろそろ楽になるか」

 嘉明を突く剛直が解放を望み震え始める。押さえられた足はなすがままに揺れ、手は頭を裏切ったまま。一際深く突かれても、嘉明はそれを受け入れるしかなかった。

「さあ、この世に別れの言葉を告げよ。今から嘉明は、儂のものだ――」
 

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