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男の娘をプロデュース!?

第5章 売り子

「ほら、千晴ちゃん。お客さんよ。ちゃんとお会計して」

わざと女の子のように呼ぶと早乙女君は恨めしそうな視線を向けてくる。

早乙女君はうつむき加減に金額とお釣だけ告げながら会計をしていく。

作戦はとりあえず第一段階ではうまくいったようだ。

みぃこと私は悪そうな笑みを浮かべて目で語り合っていた。

やけに言葉数が少なくてもじもじしてても不審がられることはなかった。

ここにはそういう子、たくさんいるからね。

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