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「ちょっ……どうなってるの」

人がはけて落ち着いてから早乙女君が私の耳元で文句を言う。

「どうなってるって……別に私たちはなぁんにもしてないけど？」

「そうそう。私たちはただ男装してるだけで、周りの人たちが勝手に千晴ちゃんも男装した女子だって勘違いしてるだけで」

みぃこもしれっとうそぶく。

「千晴ちゃんとか呼んでる時点で悪意を感じるんだけどっ!?」

こうなる展開を期待していたんだけど、さすがにここまでうまくいくとは思ってなかったけどね。