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男の娘をプロデュース!?

第5章 売り子

まあ、これも早乙女君の100年に一人という逸材ぶりが成せる業といったところかな。

「ほら、千晴ちゃん。そんな大きな声だすと声で男だってバレちゃうよ?」

「バレるって……バレた方がいいんだけど?」

「そう? バレたら騒ぎになるかもよ?」

私がにやっと笑うと早乙女君はしばらく考えて、うつむく。

ここまで女と思われた上で男だとバレた場合のことを考えて大人しくなったようだ。

予定通りのリアクションに私とみぃこは笑いを圧し殺して頷く。

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