テキストサイズ

男の娘をプロデュース!?

第2章 スカウト

「あのさ、早乙女君」

「なに?」

駅までの道、私は思い切ってあと一歩踏み込む。

「今度私の家に来て教えてくれないかな?」

「應田さんの家に?」

予想通り早乙女君は躊躇う。

「そう。私の家の方が漫画の画材揃ってるし……学校には持ってこれないでしょ、そういうの」

「あー……まぁね……」

親切な早乙女君はその裏にある真の目的など気付くはずもなく頷く。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ