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男の娘をプロデュース!?

第3章 罠のある部屋

頑なに拒まれ、ウィッグと化粧は諦めた。

「じゃあ行こうか?」

「う、うん……」

乗り気じゃない早乙女君の手を握って玄関に向かう。

「あ、あと早乙女君って呼んだらバレバレだから『千晴ちゃん』って呼ぶからね?」

「千晴ちゃんって……」

早乙女君は本当に名前からして乙女過ぎる。

「行こう、千晴ちゃん」

「わ、わかったら手を離して」

恥ずかしそうに手を振り払うのが萌え過ぎだ。

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