テキストサイズ

男の娘をプロデュース!?

第3章 罠のある部屋

30分後。

互いに描き上がったデッサンを見せ合う。

「わぁ……千晴ちゃんの、すっごい上手」

きちんと奥行きまで整えられたデッサンに感動さえしてしまう。

それにくらべて私の描いた駅舎は立っているのが不思議なくらいに傾いてたり、奥行きを感じられない。

「風景っていうのはまず基本となる水平線を描いてね……そこから奥行きの線を伸ばして」

簡単に線を引きながら教えてくれる。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ