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男の娘をプロデュース!?

第5章 売り子

「これなんて早乙女君に似合うんじゃないの?」

小さな花柄のチュニックを指差してみぃこが笑う。

「な、なんで僕に振るの!? 似合わないから!!」

「似合いそうっ!! 帰りに見に行こうか?」

「行かないから!!」

そんなやり取りをしてる時、早乙女君も嫌がりながらも満更じゃない気がしていた。

ふざけて髪留めをつけてもすぐに取り払わずに鏡を見るところなんて、意外とノリノリなのかもしれない。

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