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男の娘をプロデュース!?

第5章 売り子

----こうして私たちの早乙女君男の娘化計画が順調に進んでいる時にハプニングが起きた。


「あー……應田さんっている?」

ある日の放課後、私たちのクラスに現れたのは美術部の部長だった。

相変わらず化粧気のない顔でひっつめ髪のポニーテールを揺らしている。

女らしさを感じさせないのに不思議と魅力を感じさせる独特の人だ。

「あ、はい……」

絵の具が塗りたくられた、それ自身がアート作品のような白衣を身に纏う長身の先輩に歩み寄る。


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