男の娘をプロデュース!?
第5章 売り子
「ごめんね、放課後に。ちょっと……いいかな?」
「あ、はい……いいですけど」
帰る支度をしていたみぃこは手を止めて心配そうに視線を送っている。
大丈夫だから、という視線でみぃこに頷く。
部長が何の用かはわからないけど、あまりいい予感はしない。
部長は美術室には行かず、学校を出てすぐの公園へと私を連れ出した。
歩く道すがらなにも話してこない。
けれどそれは怒りとか苛立ちなどを感じさせるような沈黙ではなく、のんびりとした静かさだ。
恐らくこの部長は元々無口な人なんだろう。
そんな自然の沈黙に感じた。
「あ、はい……いいですけど」
帰る支度をしていたみぃこは手を止めて心配そうに視線を送っている。
大丈夫だから、という視線でみぃこに頷く。
部長が何の用かはわからないけど、あまりいい予感はしない。
部長は美術室には行かず、学校を出てすぐの公園へと私を連れ出した。
歩く道すがらなにも話してこない。
けれどそれは怒りとか苛立ちなどを感じさせるような沈黙ではなく、のんびりとした静かさだ。
恐らくこの部長は元々無口な人なんだろう。
そんな自然の沈黙に感じた。