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男の娘をプロデュース!?

第5章 売り子

「何て言うのかなぁ……うまく言えないんだけど……」

部長は公園の木の頂上と空の間くらいに視線を向けて呟く。

熟練の刑事に追い詰められる犯人にでもなった気分だ。

「元々活発な子ではないんだけど……なんか、こう……おとなしくなったというか……」

部長は言葉を切りながら、けれどボソボソとしてない口振りで話す。

この人、どこか男っぽい……

しゃべり方でそう感じる。

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