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男の娘をプロデュース!?

第5章 売り子

確かに態度の節々に早乙女君は乙女な面が見え隠れする。

部長さんが気付くのも頷ける。

「僕はそもそも絵を教えるために参加してる訳であって……」

さすがに人前に出るのはためらいがあるらしく、勢いでは頷いてくれない。

「せっかく可愛く変身したのに見てもらいたくないの?」

「むしろ見られたくないんだって!!」

みぃこの斜め上をいく説得も通用しない。

「じゃあ私たち男装するっ!!」

「ワケわかんないしっ!!」

食い下がるみぃこに激しく首を振る早乙女君。

って……
んっ!?
それ、いいアイディアかもっ!!

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