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…今、ダニエル君は何て言ったのかしら？
またはずれとはどういうことかと不思議に思った私はダニエル君を問いただす選択肢を選ぶことにした。

だって、お礼だとか言って一切、説明もされないまま穴の中に飛び込まされたんだもの！
聞く権利があるはず！！

「ダニエル君。」

「ん？何だ？」

「はずれってどういうこと？」

「うわっ…。聞かれてたかぁ。あぁあ、そうだな。はずれって言ったのはそのだな…。空耳じゃないか？」

「……。ちゃんと説明してくれるよね？ダ・ニ・エ・ル・君。」

「うぅっ。分かった！！説明っすから、満面の笑みでドスのきいた声を出すなって！」

「えっ？そんな声出してないよっ？」

「うっわ、自覚ないのかよ・・・。」

「何か言った？」

「いや、何も。とりあえず説明っすぞ。多分ここは俺が目指してる世界じゃなくって、別の世界だと思う。どうしてココに辿りついたのかと言うとだなぁ…」

とダニエル君は面倒くさそうに、説明してくれた。