テキストサイズ

僕と娘の話

第9章 事件後の僕らの話

「お兄さん朝ですよーもう7時です」

部屋の外から里生ちゃんが声をかけてきた

俺は思わずあわててベッドから起き上がる

返事をしなかったせいか

里生ちゃんは俺の部屋のドアを開けた
ガチャ…

「お兄さん起きてま……ご、ごめんなさい!!」

へ…


いきなりベッドから起き上がったばかりの
俺は上半身に何も身につけていなかった


「え、あ、ごめん!!」


俺は黒いジャージの上を羽織り
首までファスナーを上げた


「私こそ…すみません…」

顔を背けたままで申し訳なさそうにしている姿が
また新鮮で可愛い


ストーリーメニュー

TOPTOPへ