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僕と娘の話

第12章 娘の連れて来た男

「順くんは座ってて、私荷物置いてくるから!!」
里生ちゃんはリビングに俺と順くんと言う男を置いて自分の部屋に行った

俺はテーブルの上にあった本や資料に目が行く

「ごめんね、テーブル片付けるよ」
俺は本をまとめて片付けようとする

「いえ、お茶飲んだらすぐ、帰りますから」

娘が彼氏を連れて来た時の親の気持ちとはどういう物なんだろう…
悪い人ではなさそうだが…
この男は里生ちゃんと、どこまでしたんだろう…?
いや!!まだ付き合っているとは限らない!!
なんだかモヤモヤ考え込んでいた


「でも、驚きました。里生が義理のお父さんと一緒に暮らしているなんて…」

里生…呼び捨てにするんだ…


「あ、あぁ…この家から大学までは近いからね」

「それもそうですね」

順くんと言う男はにっこりと微笑み
部屋の中を見渡していた



どう反応して良いのかわからない!!
彼氏なら自分の部屋に連れて行きそうなもの…


空気を読んで俺は自分の部屋に帰るべきなのか!?



わからない!!

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