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僕と娘の話

第12章 娘の連れて来た男

部屋には帰るわけにはいかない

順くんと言う男が、里生ちゃんにいやらしいことを強要した場合
俺は助けることが出来ないからだ

あ〜本当に付き合っているのだろうか…

モヤモヤと考え込んでいる俺を尻目に

「あの…お父さんが里生のお母さんと結婚したのって…確か一年前ですかね?」

「?そうだね…」

いきなりの質問にたじろぎながら答える

順くんという男は何故だか
あははっと声を出して笑い
謎が溶けたと言わんばかりに楽しい顔をした









「あははっ…お父さん…里生と肉体関係でもあるんですか?」



「…!?」

不気味な笑顔を浮かべながら
順くんは俺に問いかける
肉体関係はない

しかし、手を出したのは事実

どうも俺は顔に出やすい
一言も発せずとも順くんは何かを感じ取ったようだった


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