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僕と娘の話

第12章 娘の連れて来た男

「ここ何年か、里生は変わったと思ってたんだよ…服の趣味とかはあい変わらずだけど…」

順くんの顔からは不敵な笑みは消えない

「君…何を言っているんだ」

俺は平静を装うがもう遅い

「隠さなくて良いですよ。
里生がここ一ヶ月何か考え込んでたり、やたらエロい表情をするもんだから気になってたんですよ…
でも彼氏がいるとは思えない

謎が溶けました
相手がお父さんだったとは…」



一ヶ月…原因には覚えがある


「君、不謹慎なことを言うのはやめなさい」

俺は持っていた本を机に降ろし
順くんに近づいた

順くんは俺が近づいても表情を変えず
飄々とした雰囲気を漂わせる


「良いんですよ。わかってますから俺は…」


「何が言いたいんだ」

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